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茶道内弟子修業日記73

御寺の元旦の巻

4時の初日が出る直前くらい、

一番しんしんと冷えるころ、

和尚様は本坊に初出勤された。

御帰りになられるのを待って、

私達は元旦の御節の用意である。

御節の御重を出すのかと思ったら、、、

ゆずり葉(この木の葉は、次世代の葉がでてきたら、その場をゆずるようにさっと落ちるので、新年にふさわしいということらしい)一枚を敷き、

その上に三種(数の子、黒豆、ごまめ)を乗せて、

和尚様がそれぞれの名前を書いてくださった箸袋に入れた箸を添える。

それで、屠蘇を皆で一献。

それから、雑煮(澄まし汁で、添えは大根と人参の短冊切り 紅白の取り合わせという質素だった)を食べた。

食事中は正座、

息子さんたちが

「食事終わるまでやろ」と、

御雑煮が終わると、足を投げ出した。

「梅が咲いたね」

和尚様が庭に目をやった。Plumblossom_beizjp_p01522

「梅花、雪に和してかんばし」

以前、和尚様が、厳しい寒さと調和して咲くからこそ、

梅の花は美しい香りを放つのだ、

修行が厳しいと思っていては花は咲かない。

その厳しさとも和していく、一体となったときにこそ、花が香るのだ、

という話をしてくださった。

それから、メイはとても梅の花がすきなのだ。

メイも、梅の花に目を細めた。

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